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2026年8月11日

巨大DC問題重大

共産党、規制要求

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(写真)データセンター計画地を視察する山添氏(前列右から2人目)ら=7月11日、東京都江東区

 人工知能(AI)の情報処理を担う巨大なデータセンター(DC)の建設が急拡大しています。地域の暮らしや環境への影響など重大な問題が発生しています。日本共産党は国会でこの問題を取り上げ、DCに関する規制を求めています。

 AI利用の進展などにより、DCの需要が世界的に増加。総務省の情報通信白書によると、日本のデータセンターサービスの市場規模は、2025年に253億ドル(約4兆円)で、30年には351億ドル(約5兆5000万円)にまで拡大すると予測されています。

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(写真)質問する畑野君枝議員=5月15日、衆院国交委

 日本ではDCの約9割が関東・関西の大都市圏に集中しています。最近でも東京都江東区、昭島市、日野市、千葉県白井市、印西市、大阪府や京都府などで建設計画が進みます。

膨大な電力必要

 一方、AIの学習と運用には大量の計算能力を消費するため、AIに対応するDCは膨大な電力を必要とし、稼働に伴う騒音、二酸化炭素(CO2)排出、排熱、大量の冷却水の使用などさまざまな問題があります。特に、住宅街に隣接して建設が進められていることから、生活への不安から住民の反対運動も起きています。

 こうした事態を受け、日本データセンター協会は5月、「データセンター地域共生ガイドライン」を策定。DC建設に際し、事業者に地域住民との丁寧な対話を求め、生活への影響と対策、配慮など順守すべき事項を定めました。

 住宅街隣接地での建設が進む背景に、建築物としてのDCには建築基準法に特定の用途区分がなく、「事務所」など実態に合わない用途で容易に建てられることがあります。

 畑野君枝議員は衆院国土交通委員会(5月15日)で、「事実上、立地規制も生じないことで、事業者の意向次第でどこにでも建てられる」と指摘。「データセンターを建築基準法上の用途として明確に位置づけるべきだ」と求めました。

環境に影響甚大

 環境への影響も甚大です。山添拓議員は参院決算委員会(6月15日)で、民間企業が東京都昭島市内で進める高さ約35メートルのDC8棟と高さ最大55メートルの物流施設3棟の建設計画があると指摘。「昭島巨大物流センターを考える会」によると、専門家の試算で、同DCの年間使用電力量は市内全体の約6倍で、高知県の年間総消費電力量をも上回るといいます。CO2排出量は約178万トンと想定され、市内全体の約4倍にもなります。山添氏は、DC事業は環境影響評価法(アセス法)の適用対象外だと指摘し、「環境アセスの対象とすべきだ」と要求しました。

 また、DCは、リチウムイオン蓄電池を大量に備える必要があります。蓄電池の電解液には引火性があり、韓国では昨年、政府が管理するDCで、リチウムイオン蓄電池の交換の際に火花が出て火災が起きました。ところが日本では政府の規制改革推進会議が、リチウムイオン蓄電池を消防法上の「危険物」から除外するよう要求しています。

 全国的に進むDCの建設では問題が多岐にわたります。山添氏は、DCを規制する国のルールが必要だと強調し、早急な検討を求めました。

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