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2026年8月8日

きょうの潮流

 夏休みは子どもたちの昼食の危機だといわれるようになりました。休み前より体重が減ってしまう子どもたちも。学校給食のかけがえのなさを痛感する季節を迎えました▼4月から小学校の給食が無償化されましたが、国からの補助額が不十分です。文部科学省によれば2023年の平均給食費は月約4700円。物価高騰分を勘案して、月5200円を上限に公費で支援しています。ところが物価高騰はさらに進み、25年5月時点で平均給食費は5196円にも。公的支援の充実は必須です▼5200円という上限設定により「完全無償化」ではないことが、さまざまな問題を生じさせています。上限額を超える場合は、自治体や保護者負担は必須です。その枠内に収めようとすることによる、質の低下も懸念されます▼食物アレルギーや宗教的な理由、不登校などの理由で、給食を食べていない子どもたちへの対応は「学校設置者の判断に委ねる」とされています。給食費相当額を補助金として給付している自治体もありますが、対応はまちまちなのが実情です▼次は中学校給食の無償化が望まれていますが、政府が7月にまとめた「骨太の方針2026」には盛り込まれていません。今月末に予定されている来年度予算の概算要求に盛り込ませるよう、世論を高めることが大切です▼おいしくて安全な給食を無償でどの子にも。経済大国のこの国では決してぜいたくな願いではないはずです。