(写真)黙とうする平和記念式典参列者=6日、広島市中区
広島市は6日、平和記念公園で平和記念式典を開きました。被爆者、遺族、市民、国連や各国代表、政党関係者ら約5万人が参列。松井一実市長は平和宣言で、日本政府に対し、核兵器禁止条約再検討会議へのオブザーバー参加と一刻も早く締約国となるよう求めました。しかし高市早苗首相は「『非核三原則』を堅持している」と現状を述べるだけで、禁止条約にも触れませんでした。
松井市長は核不拡散条約(NPT)再検討会議で成果文書が不採択だった原因は、他国に責任転嫁し自国の行動を正当化する為政者の言動にあるとし、「NPTの義務を無視するに等しく、世界の平和と安定を根底から揺るがす」と批判。「核兵器廃絶という理想を理想で終わらせない国際社会を創りあげるための行動」をよびかけました。
国連のアントニオ・グテレス事務総長(中満泉軍縮担当上級代表代読)は「平和とは信頼によって築かれる」と強調。核兵器は安全保障の対極に位置するとして、「広島の悲劇が二度と繰り返されない世界へ歩んでいこう」と訴えました。
横田美香県知事は「核抑止」からの脱却を求め、「人類と核兵器は、共存できない」と力を込めました。
原爆が投下された午前8時15分から1分間黙とう。小学生2人が「平和への誓い」を朗読しました。
この1年間に確認された原爆死没者4393人の名簿が奉納され、累計35万3639人となりました。
過去最多の121カ国・地域が参加しました。

