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2026年8月3日

熊本地震 片付け阻む壁

猛暑・断水・人手不足
八代市

写真

(写真)壊れた家の前を通る子どもら=2日、熊本県八代市

 熊本地震発生から初めての日曜日となった2日、多くの被害が出た熊本県八代市では午後4時すぎ時点で38度の猛暑日となりました。片付け作業に追われる人たちに猛暑、断水、人手不足などいくつもの困難が立ちはだかっています。

 同市総合体育館近くのごみ集積所では、翌月曜日が回収にもかかわらず割れたガラスや食器が多く集められ、ごみ当番の男性(88)は「普段の2倍以上集まっている」と言います。

 生活用品などを配布している総合体育館には多くの被災者が集まっていました。里帰り出産で同市内で被災し、同市内の親戚宅で避難生活をしている女性(34)は、おむつなどの子ども用品を受け取りにきました。妹の家族も含め12人で親戚宅にいます。女性と妹の他は日中、仕事に行くため、乳幼児4人を女性と妹で見ています。「子どもを預かってもらえるところがない。子どもの世話と、洗濯だけで1日が終わる。普段なら車で10分で行ける体育館まで、一昨日は90分もかかった」と語ります。

 同市の女性(56)は「高さ2メートルのタンスが倒れて、家の柱に寄りかかり、危ない。力仕事ができる人に来てもらわないと片付けが始められない」と語ります。

 「壁にタンスが直撃し、破片が部屋中に散乱して、寝る場所がない」と話す女性(26)の一番の困りごとは断水です。「トイレは家族の分がある程度たまったらバケツの水で流すようにしている」と、断水に困惑していました。(西森知弘、矢野昌弘)