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2026年8月2日

きょうの潮流

 「まさか、生きているうちに2度も経験するなんて…」。自宅が倒壊しやりきれない思いを語るお年寄り。幼子を抱える母親は「これからが心配」だと▼大地震から5日がたった熊本。県によると昨日の時点で9200人余りが避難しています。災害級の暑さが続くなか、水や電気、食料やガソリンをはじめ被災者の命を守る手だてが急がれます▼甚大な被害を受けた宇城市の市長はマンパワーの不足を訴えます。物資を届けるための人手や、健康被害を防ぐ保健師が足らない現状は被災の各地で。長引く車中泊の危険も指摘されています▼肉体的にも精神的にも疲弊する日々。10年前の地震のときにも発生から数日後に避難所や車中泊の被災者が亡くなっています。災害関連死が直接死の4倍以上にもなった惨事をくり返さないためにも、避難の環境整備や医療体制の確保に国は全力を注ぐときです▼避難所ではエアコンやトイレが使えず、雑魚寝など10年前と同じ光景が広がります。それは能登地震の際にも。これだけ災害が頻発しているのに、いつまでも同様の苦しみを強いる。この国の政府はどこを向いているのか▼前回の地震から被災者に寄り添ってきた益城町の共産党町議、甲斐康之さんは語気を強めます。「まさに税金を軍事に回している場合ではない。災害への備えや避難体制、くらしや生業(なりわい)への支援とやることは山ほどある。なによりも最優先にすべきは国民の命を守ることだ」