(写真)沖縄の自治について語り合う(左から)まーちゃんさん、玉城デニー知事、白藤博行さん=7月31日、沖縄県北谷町
沖縄の米軍基地問題を巡る地方自治のあり方などについて、沖縄県の玉城デニー知事と研究者らがざっくばらんに語り合うトークイベント「あなたの笑顔を未来に」(実行委員会主催)が7月31日、同県北谷町内で開かれました。
デニー知事のほか、地方自治が専門で専修大学名誉教授の白藤博行さん、お笑い芸人のまーちゃんさんが登壇しました。白藤さんは、日本政府が強権を振りかざし沖縄を基地の島にし続けようとする中、あらがってきた故翁長雄志前知事とデニー知事らに共通する姿勢について、「県民が尊厳を持って生きる権利を大事にしようということを貫いてきた」と強調。「デニーさんは一人ひとり生活者に注目し尊厳を守ろうとしている政治家」と評しました。
デニー知事は、名護市辺野古の新基地建設に伴う国の設計変更を、地方自治と法に基づき不承認とした自身の判断の是非が問われた国との訴訟に言及。「答えをくださいと求めたのに、司法は県には裁判に訴える資格がないと言って答えを示してくれなかった」と述べ、最高裁で敗訴が確定しても設計変更を承認しなかった理由を語りました。同時に、県民から新基地建設ノーの願いを託され知事に当選した民意が、不承認を貫くよりどころになったとして、「(民意は)私の何物にも代えがたい正義と信念です」と述べました。
また、基地を受け入れるかどうかで国が予算を増やしたり、減らしたりすることが、特に沖縄の選挙を念頭に露骨な形で行われ、地方自治をゆがめて沖縄の経済的自立を阻害していることなども議論されました。

