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2026年8月1日

きょうの潮流

 真剣なまなざしで学芸員の話を聞く姿がありました。熱心にメモをとったり展示物に見入ったり。学ぼうとする意欲があふれていました▼今年開館50年をむかえた第五福竜丸の展示館に集った東京高校生平和ゼミナールの面々。太平洋に浮かぶビキニ環礁で米国が行った水爆実験によって被ばくした漁船の実物を見つめながら、リアルさをひしひしと▼核兵器の恐ろしさとともに、同世代の若い乗組員が犠牲になったことに胸を痛める高校生たち。「教科書とはちがい、間近で見て感じられる場所があること自体すばらしい」「なぜアメリカは責任をとらず、日本の政府も文句をいわないのか」。そんな感想を出し合いました▼戦争や核の被害にふれる夏がめぐってきました。平ゼミ世話人の沖村民雄さんは「学生たちは平和を望んでいる。そのために、もっと知りたいと思っている。応えるのはおとなの責任だ」と話します▼主権者の1人として政治や社会の課題を自分ごととして考え、判断する力を育む。選挙権年齢が18歳に引き下げられてから10年ですが、実際の政治や政策について生徒が議論している高校は3割にも満たないのが現状です。しかも政府は平和教育への介入を強めています▼子どもたちにとっても社会の将来にとっても、重要な主権者教育。見学会のまとめ役だった高校生は「平和の大切さを改めて実感した」といいます。そして核の脅威は、今を生きる私たちの問題だと。