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2026年7月30日

きょうの潮流

 宇城(うき)市の小学生は、くまモンと一緒に川の生き物や水質を調べながら、自然を体感していました。熊本市内では夏休み中の子どもたちが博物館の「南極展」を楽しんでいました▼その日の夕方。最大震度7の地震が熊本地方の広い範囲を襲いました。突然、断ち切られた日常。死傷者の数や被害の全容はつかめておらず、大型商業施設の爆発や製紙工場の倒壊も▼震度7を記録した宇城市の病院では、けが人が入りきれなかったり、被災して入院患者を深夜に転院させた所もありました。各地で停電や断水が続き、ライフラインや交通手段が寸断された被災者は悲鳴を上げています▼今年は10年の節目でした。連続発生した震度7の地震で類を見ない大規模災害に見舞われた2016年の熊本地震。県が掲げた「創造的復興」のもとでインフラ整備は進んできたが、人間の復興はこれから―。そんな現地の声を聞いたばかりでした▼前の地震で割れ残った断層がずれ、今回の地震が発生した可能性がある。専門家はそう指摘し、さらなる警戒を呼びかけます。猛暑の中で二次災害におびえながら避難生活を強いられている人たちへ、一刻も早い支援を▼震度7は気象庁が定める最大の階級で、観測史上では31年前の阪神大震災から今回で8回目です。甚大な被害をもたらす大地震が頻繁に起きている国。そのたびに防災や復旧復興、被災者支援にたいする政府の貧しい施策があぶり出されています。