【マニラ=鈴木平人】東南アジア諸国連合(ASEAN)は24日、今年の議長国フィリピンの首都マニラで、東南アジア友好協力条約(TAC)締結50周年を記念し、初の締約国会議を開きました。新たにTACに加入したスウェーデン、ポーランド、ルーマニア、リトアニアの署名式も行われ、TACに参加する国と機構は62になりました。
フィリピンのラザロ外相は締約国会議の冒頭発言で、「今日、私たちはASEANの創設者らが半世紀前に直面していたのと同じ問題に向き合っている。不確実性、競争、緊張だ。平和には隣人との継続的な関わり、意図的な抑制、包摂的な対話、法の支配の揺るぎない順守が欠かせない」と語りました。会議は、紛争予防と予防外交、海洋安全保障、新たな脅威への対処の三つのセッションで行われました。
会議前の署名式典でポーランドのバルチュン国有財産相は、「私たちは力による国境変更のコストを間近で目にしており、TACの原則に深い確信を抱いている」と語りました。
1976年に当時のASEAN加盟5カ国の採択から始まったTACは、主権の相互尊重、武力による威嚇・武力行使の放棄、紛争の平和的解決などの原則を定めています。

