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2026年7月23日

きょうの潮流

 極暑日や炎暑日、烈暑日や激暑日、なかには激アツ日や自宅待機日も。最高気温が40度以上の日をどう呼ぶか。気象庁のアンケートに示された案です▼最も支持され、有識者の意見も踏まえて決めたのが酷暑日です。おととい岐阜と愛知の3地点で全国初の酷暑日を記録したと思ったら、きのうも続出。これからは40度超えの世界が当たり前のようになっていくのか▼世界気象機関によると、アジアはいま世界平均のほぼ2倍の速さで温暖化が進行。1991年から2024年の気温上昇率は30年前のおよそ2倍に。周辺海域の海面水温の上昇率も世界平均を上回り、記録的な洪水が各地で。極端な気象によって多くの人々が犠牲になっています▼アジアだけではありません。先月から熱波に襲われている欧州では関連の死者数が1万人を超えたといいます。科学者たちは人為的な気候変動がなければ、この熱波は事実上あり得なかったと▼国連のグテレス事務総長が警告した「地球沸騰化の時代の到来」。40度を超えると、神経症状や意識障害に至るプロセスが早くなると専門家は指摘します。急増する熱中症も死に達する危険性が高まるとも▼いまや日常的な脅威となり、深刻な健康被害をもたらす暑さ。初期症状が見過ごされやすいため、「静かな殺人者」と呼ばれます。酷暑の原因となる気候変動への対策に背を向ける政府や勢力に立ち向かう。忍び寄る危険から自分の命を守るためにも。