(写真)製作発表会に臨む(右から)広江琉花さんと松元ヒロさん=21日、東京都内
戦前の日本共産党員で、24歳で獄死した飯島喜美の生涯を描く映画「飯島喜美の不屈の青春」(仮題)の製作発表会が21日、東京都内で開かれました。主演の喜美役として劇団俳優座の広江琉花(るか)さん(27)が紹介されました。
映画は、紡績工として仲間と労働争議に立ち上がり、反戦平和や女性解放を訴えながら治安維持法違反で投獄され、志半ばで倒れた姿を伝えるもの。広江さんは「自分が好きなことを学び、発言できるのは、かつて命がけでたたかった人たちがいるからだと感じています。恩返しのつもりで、しっかり演じきりたい」と抱負を語りました。
桂壮三郎監督は、広江さんが戦前の女工らしい着物でオーディションに臨んだことに触れ「この役を絶対につかむという積極性を強く感じた」と評価。1930年にモスクワで開かれた赤色労働組合インターナショナル大会で喜美が行った演説全文を台本を見ずに朗読しきったエピソードも紹介されました。
喜美の父親・倉吉役の松元ヒロさんは「すばらしい娘役が決まり、父親役が誇らしくなってきました」と述べ、撮影への意欲を示しました。
製作運動実行委員会代表で治安維持法国賠同盟中央本部会長の小松実さんがあいさつしました。
映画は来年5月にクランクインし、秋に完成する予定です。

