米中央軍は11~13日、イラン南部のミサイルや無人機の関連施設、弾薬庫、通信網など軍事目標を航空機や艦船、無人機を使って攻撃し、11日だけで140の目標を空爆しました。イランは12日、ヨルダン、バーレーン、クウェート、カタール、オマーンの米軍施設を報復攻撃。攻撃の応酬に歯止めがかからず、緊張が高まっています。
イランの「革命防衛隊」は12日、ホルムズ海峡で「無許可通航」しようとした船舶を攻撃。「さらなる通知があるまで」また「米国が地域への介入を終了するまで」海峡は封鎖されると発表しました。
米中央軍は、船舶攻撃を受けて「商船を攻撃するイランの能力を損ない、重い代償を負わせる」としてイラン攻撃を行ったと発表しました。
イランのメディアは、革命防衛隊による周辺地域の米軍基地に対する攻撃で、ヨルダンで燃料タンク、バーレーンでヘリ修繕施設、クウェートでパトリオット防空システム、オマーンでレーダー施設が破壊されたと報じました。
6月17日に発効し、米イランの戦闘終結への交渉の枠組みを定めた「覚書」合意は、ホルムズ海峡の管理権を巡る大規模な戦闘再開によって、先行きが不透明になっています。イランはこれまでも、イスラエルによるレバノン攻撃や占領の継続、トランプ米大統領などの軍事脅迫、米国のあらたな対イラン制裁などが覚書違反だと批判してきました。
イランのガリバフ国会議長は12日、X(旧ツイッター)で、「一方的な合意の時代は終わった。われわれはあなた方に告げる。約束を守るか、その代償を払うか、だ。現実が迫っている」と述べました。トランプ氏は10日、自身のSNSで「停戦は終わった」と宣言。以来、米軍によるイラン攻撃が激しくなっています。

