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2026年7月5日

米建国250年 マムダニNY市長演説

分断掲げる支配に抗議を
トランプ氏の移民排除批判

 【ワシントン=洞口昇幸】米最大都市ニューヨークのマムダニ市長は3日、建国から250年となる4日を前にして演説し、米国の歴史で移民が果たしてきた役割を強調し、名指しは避けつつもトランプ大統領の移民排除政策を批判しました。平等や自由など建国時の理想を国民の運動を通じて実現しようと呼びかけました。

 マムダニ氏は「マスクをした捜査員が私たちの通りを恐怖に陥れている。彼らは正式書類のない人々(移民)が調理した食べ物を食べ、そのあとにまさに彼らを連れ去っている」と指摘。トランプ政権が昨年から各地で強めている米税関捜査局(ICE)による移民の暴力的摘発を批判しました。

 またニューヨークが世界各地から米国に移住する人々の玄関口となってきた歴史を振り返り、「移民がここニューヨーク市をふるさととし、市をつくるうえで力を貸してくれた」と強調しました。

 マムダニ氏は、米国の歴史上の権力者らについて、「排除と孤立を掲げ、敵対させることで権力を握り自らを富ませようとしてきた者たちがいる。分断という手口は、政治において最も古くて安上がりなやり口だ」と強調。現在のトランプ政権の政策を批判しました。

 一方で、米国の歴史は排除・孤立・差別の対象とされてきた人々が平等や自由、幸福を追求する権利を主張し続けた歴史でもあったと指摘。民主主義の実現を信じて投票に並ぶ若者から高齢者までの市民、自分だけでなく仲間のためにも声を上げる労働者の姿から「私たちは米国(本来の理念)を目にする」と述べ、「時代に先んじた抗議を続けること」を呼び掛けました。