日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2026年6月30日

皇室典範改定 政府案はだまし討ち

小池氏「議論やり直しを」

 日本共産党の小池晃書記局長は29日の記者会見で、政府の皇室典範改定案に、皇族の養子となる旧宮家の子孫が男性であれば皇位継承資格を与える内容が盛り込まれたことについて、「今まで何も議論してこなかった中身が盛り込まれた。どう考えてもだまし討ちのようなやり方だ」と批判しました。「振り出しに戻って最初から議論をやり直すべきだ」と主張しました。

 小池氏は、皇室典範改定を巡って政府・与党がだまし討ちを繰り返してきたと批判しました。皇位継承全体会議では、参加した全13会派のうち7会派しか賛成していない内容を衆参両院の正副議長が「立法府の総意」としてまとめたことを指摘。さらに、「総意」に基づくとして政府から示された皇室典範改定案の要綱には、全体会議で議論していなかった婚姻後の女性皇族に住民基本台帳を適用する内容が記載されたと述べました。

 その上、自民党に示された改定案の条文には、旧宮家の男系男子の子孫が男性であれば皇位継承資格を与える内容が入ったとして「今まで議論していない中身が盛り込まれた。全体会議は一体何のための場だったのか。『立法府の総意』は完全に崩壊している」と批判。天皇の地位を「主権の存する国民の総意に基く」とする憲法1条の規定をあげ、「『国民の総意』に基づかない皇室典範改定を行えば、天皇の地位に揺らぎが起こることを意味する」と主張しました。

 また、天皇の長女愛子さんによる皇位継承はあり得ないとした自民党の中曽根弘文憲法改正実現本部長の発言について問われ、「中曽根氏は、愛子さんが天皇になったら結婚する人がいないとし、その理由を男子を産まないといけないという『プレッシャー』がかかると述べた。それは『男系男子』による皇位継承を不動の原則とする矛盾と本音が表れた発言ではないか」と指摘しました。