(写真)記者会見する原告・弁護団=18日、大阪市北区
奈良県平群(へぐり)町で建設中のメガソーラーを巡り、安全対策が不十分だとして住民が県に開発許可取り消しを求めた裁判の控訴審で18日、大阪高裁の長谷部幸弥裁判長は奈良地裁(和田健裁判長)判決を覆し、住民側の逆転勝訴となる判決を出しました。
県が適用した防災用調整池の容量に関する基準に不合理な点があり、「看過しがたい程度に重大」だとして県の許可を違法と判断しました。
平群町の住民ら28人がマイクロバスで駆け付けるなど多数が傍聴。逆転勝訴の判決に、傍聴席は大きな喜びに包まれました。原告の多田恵一さんは「『県の基準では危ない、おかしい』と声を上げて間違いでなかった」、須藤啓二さんは「被害が出ないうちに災害を防ぐ判決が出た」と喜びを語りました。
同町の高校生(16)は「ポスターを見て関心を持ち、自分で調べて現地にも行った。がれきが放置され心配だった。勝利してめっちゃうれしい」と話しました。
原告団・弁護団は、県知事に対し、自らの誤りを認めて上告せず、森林の原状回復などを業者に指示することを求める声明を発表しました。

