(写真)質問する山添拓議員=16日、参院外防委
米陸軍がミサイル・システム「タイフォン」と高機動ロケット砲システム「ハイマース」を海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県鹿屋市)に展開する問題を巡り、日本共産党の山添拓議員は16日の参院外交防衛委員会で、米側が予定通り撤収する保証はないと指摘し、「なし崩しの配備は許されない」と批判しました。
山添氏は、米軍主催の多国間訓練「バリアント・シールド26」(6~7月)と日米豪共同訓練「オリエント・シールド」(9月)にタイフォンとハイマースを鹿屋基地に展開し、訓練に参加させることは「日米一体の攻撃態勢を示すもので、とんでもない」と強調。防衛省資料に鹿屋からの撤収後は「在日米軍基地に保管」すると明記されているが、「どこに、いつまで保管するのか」と追及。小泉進次郎防衛相は「米軍の運用に関することで答えられない」と拒否しました。
山添氏は、米軍は昨年9月、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に展開していたタイフォンを訓練終了後も撤収せず、11月まで留め置いたと指摘。「正式配備につながっていく恐れがある」と批判しました。
タイフォンは、長距離巡航ミサイル・トマホーク(射程約1600キロ)などを車両に搭載し、地上から発射可能。ハイマースは今年5月、地元の抗議を無視して、陸自東富士演習場(静岡県御殿場市など)で国道越えの危険な実射訓練を強行しました。

