イタリア南部プーリア州の都市モルフェッタで7、8の両日、市長選挙の決選投票が行われ、共産主義再建党に所属する技師のマヌエル・ミネルビーニ氏(36)が67・5%の得票で勝利しました。同党を含む八つの政党・政治団体が連合をつくってミネルビーニ氏を推しました。
対抗馬で中道右派政党などの連合が推したピエトロ・マストロパスクァ元市議(45)の得票率は32・5%にとどまりました。
ミネルビーニ氏は8日、地元メディアに「変革を求める市民の思いを感じた。進歩的な政策が深く受け入れられた」と語りました。
モルフェッタは人口約5万7000人のアドリア海に面した都市。伝統的に漁業や農業を営んできた都市ですが、近年は先行きに見通しが持てない若い世代が流出し、人口減少や高齢化が進んでいます。若者の失業率は3割を超えます。
ミネルビーニ氏は「すべての市民のための市、包摂的な市をつくる」と公約。特に若い世代が希望を持って生活できる政策を重視し、▽市営託児所の倍増▽病院の維持や増設▽若い世代による起業の促進▽ジェンダー平等の推進―などを掲げました。

