梅雨入りを聞き、今が旬の花をめでようと名所を訪ねました。そこは、あじさい神社と呼ばれる東京・文京区の白山神社。隣り合う公園とあわせて、3千株ものあじさいが訪れた人たちを楽しませています▼青や紫、白やピンク…。とりどりの色は根ざす土の性質によって変わります。酸性の土壌だと青みが強くなり、アルカリ性ではより赤みが強くなりやすい。他の要素も加わり、七色花ともいわれる豊かな色合いに▼ひとくちに青といっても、濃い青から淡い青まで。よく見ると、それぞれがちがう色や形をしていて味わい深い。なかには一つの花房にさまざまな色がまざり、全体が虹色に映えるものも▼あじさいのようにカラフルなパレードでした。差別のない社会をめざす東京レインボープライドが催し、性の多様性や平等を求めて世界各地で啓発活動が実施される「プライド月間」に合わせて実施。およそ1万5千人が象徴である虹色の旗や服を身にまとい、渋谷の街を歩きました▼今年のテーマは「多様性と平等がひらく未来」。日本では同性婚が認められず、婚姻の制度も時代錯誤のまま。因習にとらわれた高市首相をはじめ自民党政治が偏見や差別を助長しています▼パレードへの支援や沿道からの応援に主催者は「社会が少しずつ変わっていくことを実感した」と。人の世も一人ひとりの色が輝いてこそ。参加者は訴えます。「みんなが幸せに生きることができる社会にしたい」
2026年6月10日

