(写真)国会議員に早期救済を訴える水俣病被害者=5日、衆院第2議員会館
超党派の「水俣病被害者とともに歩む国会議員連絡会」は5日、すべての水俣病被害者の救済をめざし国会内で集会を開きました。公式確認から70年たった今も、救済されず苦しむ被害者らは「私たちには時間がない」と、一刻も早い救済新法案提出と成立を訴えました。
水俣病不知火(しらぬい)患者会の岩﨑明男会長(72)は、救済を待ちわびながら無念の中で亡くなった被害者の声を紹介し、「一日でも早く救済へと導いてほしい」と声を震わせました。ノーモア・ミナマタ第2次訴訟をはじめてからの13年間で400人の原告が未救済のまま亡くなっているといいます。
体のしびれや味覚障害などに苦しむ鹿児島訴訟原告の楠元照子さん(71)は、行政が不当に線引きした汚染地域から対象外のために救済されていません。「健康な体に戻してほしい。それがかなわぬなら、治療に専念できるよう補償してほしい」と訴えました。
日本共産党からは仁比聡平、吉良よし子、白川容子各参院議員、辰巳孝太郎衆院議員が出席。議連の仁比氏は、国が公式確認以降も公害と認めず被害を拡大した責任を断罪。「恒久的な解決に向け、今国会で新法案を提出し前に進めるためにがんばり抜きたい」と力を込めました。
議連では昨年、救済新法案を国会に提出したものの、高市早苗首相による衆院解散に伴い廃案になりました。

