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2026年6月5日

首相 比例45削減を指示

民意を削る

 高市早苗首相(自民党総裁)は衆院議員定数の1割削減に関し、比例代表の45議席を対象とする方向で調整するよう鈴木俊一幹事長に指示しました。鈴木氏が4日の党政治制度改革本部総会で明らかにしました。比例45減は日本維新の会が主張しています。総会では容認する声が多かったものの、異論に配慮して議論を続けることになりました。

 鈴木氏は総会で、首相から「削減は比例で行うよう党内の意見をまとめてほしい」と伝えられたと説明。小選挙区削減には「地方の声が届かなくなるとの懸念が寄せられている」とし、「比例削減で議論を賜りたい」と語りました。

 衆院定数465の内訳は小選挙区289、比例176。定数1割減は維新が求め、連立政権合意に明記されました。両党は昨年の臨時国会に「小選挙区25、比例20」削減法案を提出しましたが、野党や国民の反対の声が上がり、1月の衆院解散で廃案となりました。その後、維新は比例45減を訴えていました。

 4日の総会では「地方の小選挙区をこれ以上削減することは厳しい」などと比例削減への賛同がありました。しかし、民意をもっとも反映する比例代表を削減することは、ますます民意を削り、少数会派を切り捨てることにつながり、許されません。