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2026年5月28日

きょうの潮流

 突然の大きな地震。家は壊れなかったけれど、水洗トイレが使えなくなった。さてあなたならどうしますか?▼「公園ならトイレがある」「コンビニに行けばいい」などとつい考えがちですが、ちょっと待って。給水・排水設備が復旧しなければこうしたトイレも使えません。排せつ物が流せずにたまってしまった非衛生的なトイレ環境が心身とも大きなダメージを与えることは、これまでの災害で経験済みです▼とはいうものの、仮設トイレが近所に到着するまで、排せつを我慢するわけにはいきません。そんな時に頼りになるのが携帯トイレです。多様な製品が出回る中、NPO法人日本トイレ研究所は規格適合評価を進めています。吸収性能、消臭性能などクリアした製品リストをネットで公表中です▼“出た物”は衛生的に処理されることが必要です。同研究所は廃棄物の処理について自治体にアンケートを実施。使用済み携帯トイレの発生量について算定していない自治体が8割にも及びました。また2割弱の自治体は、処理方法を考えていませんでした▼同研究所代表理事の加藤篤さんは「トイレ対策は、一連の流れとして捉えることが大事」と強調します。携帯トイレなど備蓄品選定から、調達、利用、補完、回収、処理…。こうした“流れ”をつかむことが、関係部局間の連携を生み、総合的なトイレ対策につながるからです▼食べたら出る。飲んでも出る。誰にも止められない生理現象だからこそ、災害時に力を入れたい支援です。