日本共産党委員長の田村智子さんを迎えた青年トークライブ(党沖縄県委員会青年学生対策部主催)が17日、那覇市で開かれました。SNSの告知などを見て訪れた、共産党の集まりは初めてという人も含めて約20人が参加。働き方や戦争と平和、性的少数者の人権保障、障害・難病を抱えて生きることなど多彩なテーマで語り合いました。
資格取得のため勉強しながら契約社員として働く20代男性は「契約では少し責任が重い仕事をさせられ、正職員と全然変わらない業務なのに、給料は手取りこれだけしかない」と働き方に対する不満を明かしました。「これだけ責任を押しつけるんだったら、給料上げるか、人を増やしてほしい」と訴えました。
田村さんは、短時間労働も正規雇用として扱われるオランダでは、勤務時間の延長や短縮を労働者が選べることによって、ライフスタイルに合った働き方が保障されていることを紹介。「正社員との扱いがこんなに違いすぎる日本はおかしい」と話し、“仕事は苦痛”という価値観が支配的にある中で、本来そうではない労働そのもののあり方を問い直していく必要性にも触れました。
生まれつきの難病「魚鱗癬(ぎょりんせん)」と向き合う20代の参加者は、「OTC類似薬」(市販薬と同等の効能を持つ処方薬)の負担増が狙われていることに言及。「真っ先に必要な薬が削られる当事者です。国民皆保険制度も危うくなっている。誰一人取り残さないとの言葉に、本当に希望を託す当事者がいると知ってほしい」と話しました。
田村さんが「こういう働き方だったら、こういう生活がしたいというのはありますか」と話を向けると、その参加者は病気への理解を得られなかったことなどで働けなくなったと告白。「働くっていうのは生活だから本来、無理してやることではないと思う。急いで追い立てられるんじゃなく、自分の尊厳を持ちながらどう生きていくか、立ち止まって考えられる社会になったら」と答えました。
田村さんは、障害年金が生活できる水準にない制度を改善しなければと述べると同時に、「無理して働かなくちゃならないのかも含め、社会の中で人それぞれが自分の存在意義を見いだしていくには、どういう社会をめざしていくべきか。多面的にそんな議論、話がもっとできるといいなと思います」と語りました。
この日のトークライブと党演説会を通して20代、40代が4人入党しました。

