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2026年5月18日

徹底追及 統一協会

関連団体が「弁論大会」
留学生対象 新たな被害のおそれ

 統一協会(世界平和統一家庭連合)の関連団体「世界平和女性連合」(WFWP)が全国各地で6~8月にかけ、留学生を対象にした日本語弁論大会の開催を計画していることが17日までに分かりました。協会は霊感商法や高額献金の被害が長期にわたって社会問題化し、東京高裁が3月4日に解散を命じる決定を出しました。解散命令の「効力」が及ばない関連団体での活動が続き、新たな被害につながるおそれがあります。(統一協会取材班)


 世界平和女性連合は、統一協会の開祖・文鮮明(故人)と妻の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が1992年に創設した国連NGOを名乗る団体です。国際ボランティアや青少年健全育成、留学生支援などを表向きの活動にしていますが、本部の規約には「(創設者が提唱する)神主義、頭翼思想を基本理念として運動を展開する」と明記しています。

 女性連合の公式ウェブサイトによると、今年は6月20日から8月1日にかけて計21カ所で地方大会を開催します。会場名は公表していませんが、これまでの大会では公共施設が使われました。

 地方大会で選抜された留学生は全国大会に出場します。2025年の全国大会は、成城ホール(東京都世田谷区)が会場になりました。「20カ国・1地域の114名の留学生の中から、厳しい予選を勝ち抜いた8名が出場。舞台に立ったのは、中国、ラオス、インドネシア、ベトナム、スリランカ、ネパール出身の留学生たちです」とウェブサイトで報告しています。

 全国霊感商法対策弁護士連絡会は23年6月、同大会での会場使用許可を出さないよう全国の自治体関係者に要請しました。同年以降の大会について、福岡市の担当者は「市施設の使用申請が出ても許可を見送る」と表明。水戸市も「市民の不安を解消するため」として、協会の関連団体に市の施設を貸し出さない方針を決めました。

 1987~96年に統一協会の信者だった多田文明さん(ジャーナリスト)は、女性連合について「協会の教えを世界に広めるための団体で、女性信者を中心に運営されている」とみています。女性連合の行事を通じて「留学生が布教(勧誘)の対象になることは十分に考えられる」とし、正体を隠した信者の活動に注意を呼びかけました。

女子留学生日本語弁論大会の日程

6/20(土) 長野
  28(日) 栃木県北、岡山
7/4(土)  宮城、茨城
  5(日)  三多摩地区
  12(日) 群馬、静岡、新潟
  18(土) 関西南
  19(日) 埼玉、関西北、広島
  20(月) 東京東
  25(土) 栃木県南、東京中央南、愛知西、東四国
  26(日) 鳥取
8/1(土)  千葉、千葉柏