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2026年5月15日

米中「戦略安定関係」へ

両首脳が会談で一致

 【北京=宮井貴光】中国を訪問したトランプ米大統領は14日、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談しました。トランプ氏の訪中は9年ぶり。両氏の対面は、昨年10月の韓国・釜山での会談以来です。両首脳は2時間15分にわたり会談し、台湾問題や中東情勢、貿易問題などを議論しました。

 会談の冒頭で習氏は「両国の共同利益は違いよりも大きい」と指摘。「ライバルではなくパートナーとして、新時代の大国にふさわしい共同の道に踏み出そう」と呼びかけました。

 トランプ氏は「習氏は偉大な指導者で、中国は偉大な国家だ」と持ち上げ、「中国と米国の関係はこれまでになく良好になるだろう」と応じました。

 中国外務省によると、両氏は今後の米中関係について、「建設的な戦略安定関係」の構築をめざすことで一致しました。

 また習氏は会談で台湾問題に触れ、「対処を誤れば衝突に至り、中米関係全体を危険にさらすことになる」と警告。「『台湾独立』と台湾海峡の平和は水と火のように相いれない」とし、米国による台湾への武器売却を念頭に、「米国は慎重の上に慎重を期して対処しなければならない」とけん制しました。

 貿易問題で習氏は「貿易戦争に勝者はいない」と強調し、経済分野での相互利益と協力を強めるよう要望。米国企業による中国市場へのさらなる参入を歓迎すると述べました。トランプ氏は「米中協力は両国と世界にとって良いことだ」と述べました。

 会談後、両氏は北京にある世界遺産の「天壇公園」を見学し、夕食会に臨みました。15日には昼食会などを行い、トランプ氏は帰国します。