(写真)武器見本市に出展する三菱重工業のブース=2025年5月21日、千葉・幕張メッセ
軍需最大手の三菱重工業は12日、2025年度決算を発表し、防衛・宇宙事業の売上収益が1兆1445億円と、初めて1兆円を突破したことがわかりました。24年度比で38%も増加し、3年連続で過去最高を更新。民間航空機を含めた事業利益は同年度比1・5倍の1515億円へと急増しました。
25式地対艦誘導弾など敵基地攻撃に使う長射程ミサイルを大量受注し、収益を押し上げました。安保3文書に基づく軍事費2倍化が行われる前の22年度と比べ、売上収益は約2・4倍に急増。国民の税金が軍需に吸い上げられています。26年度も売上収益は1兆2500億円へと増収を見込んでいます。
25年度の受注高は1兆6826億円と、前年度より約2000億円減少しましたが、高止まりしています。オーストラリアへの「もがみ」型護衛艦の輸出など大型案件を受注しており、「26年度も引き続き高水準の受注高を見込む」としています。
受注残高は4兆円を超えており、急激な受注増に生産能力が追いついていません。そのため「引き続き生産設備・人員リソース増強を進める」としています。23年度時点で約7000人だった人員を26年度までに2~3割増やす計画です。

