関西電力は8日、定格出力で運転中の美浜原発3号機(福井県美浜町)のタービン建屋内で、蒸気が漏れたとして原子炉を手動で停止しました。
関電によると同日午前4時8分、3号機のタービン建屋で、高圧タービンのカバーで温度差の異常を感知して警報が作動。運転員が高圧タービン周辺で蒸気が漏れていることを監視カメラで確認したことから、午前4時24分に原子炉を手動停止しました。同43分に蒸気漏れが収まっていることを確認しました。
3号機のタービンについては、2021年からの定期検査で分解を伴う点検を実施、25年の定期検査では簡易点検を実施しましたが、いずれも異常は見つかっていないとしています。関電は、現場の温度が下がるのを待って同日正午ごろから原因調査を開始しました。3号機は6月から定期検査の予定でした。漏れた蒸気は放射性物質が含まれていない2次冷却水です。
美浜原発3号機は、今年12月に運転開始から50年になる老朽原発。04年には、長年点検されていなかった2次冷却水系の配管が破損して蒸気が噴出し、検査会社の作業員5人が死亡、6人が重傷を負う事故が発生しています。

