日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2026年5月5日

米・カナダ訪問

志位議長、ノーマ・フィールド シカゴ大名誉教授と懇談
核兵器・トランプ政治・多喜二…危機と希望を語り合う

写真

(写真)世界初の核分裂連鎖反応についてフィールドさん(左端)から説明を受ける志位議長(その右)

写真

(写真)語り合うフィールドさん(左端)と志位議長(右端)=2枚とも、2日、シカゴ市内(遠藤誠二撮影)

 【シカゴ=遠藤誠二】米国を訪れている日本共産党の志位和夫議長は2日、シカゴ大学で、アメリカの日本研究者として知られるノーマ・フィールド同大学名誉教授と会い、核兵器廃絶やトランプ政権下のアメリカ、小説家・小林多喜二など多岐にわたる話題で意見を交わしました。

 シカゴ大学は、第2次世界大戦中に核兵器開発プロジェクト「マンハッタン計画」に関わり、史上初の核分裂連鎖反応(1942年)を実現しました。志位氏とフィールドさんは、現在「ニュークリア・エナジー」と名付けられたモニュメントのある実験場跡地を訪れました。

 志位氏は、核不拡散条約(NPT)再検討会議の参加が訪米の目的の一つだと語り、今回の会議では、核保有国に核軍備撤廃交渉の義務を課す同条約第6条を守れと求める国が7割にのぼっているとして、成果文書を出す必要性を強調。両者は互いに、「核兵器のない世界」実現への思いを語りました。また、チョルノービリや福島第1など原発の危険性についても話し合いました。

 トランプ政権は2期目に入り、他国への軍事攻撃を進めるとともに、米国民の生活を窮乏させ人権を侵害する政策をとり続けています。フィールドさんは、子どもが3人いても突然連行し、72時間は外に居場所すら知らせないなど、米移民税関捜査局(ICE)による移民いじめが進んでいる状況や、留学生がいなくなり経営が悪化し疲弊する大学の現況等について説明し、「アメリカはこれからどうなってしまうのか。恐ろしい」と心境を語りました。

 志位氏が、アメリカ民主的社会主義者(DSA)との交流と連帯の経験を語り、「ここに大きな希望があるのでは」と問いかけると、フィールドさんはDSAの発展への強い期待を語りました。

 志位氏は、日本では高市政権のもとで、一方で、大軍拡や改憲など危険な動きが進んでいるが、他方で、国会前などで若い人をはじめ数万人が反対デモに参加という希望ある状況も生まれているとして、日本共産党の頑張りどころだと語りました。

 祖母が小樽出身で、小林多喜二の研究家として知られるフィールドさんは、多喜二に関する本を書くきっかけになった話を披露。志位氏とともに、多喜二作品の素晴らしさについて語り合いました。