「大きくなったら、生きてるポケモン作る人になりたい」。次女が小1のときの夢です。「ポケモンかあ。遺伝子工学なら作れるようになるかも…」。そう答えると年の離れた長女が「ダメだよ。生命倫理に反するでしょ」。正論です▼その長女は保育園のころ、「お父さんゴリラになりたい」。ゴリラ? お父さん? 人間の母親としては複雑な心境。長女はゴリラになり損ね、教師となりました▼次女は、高2になって友達ができず休みがちに。朝、ふとんの上に座り、虚空を見つめていました。まじめな性格があだに。遅刻したくない、先生のいうことを守りたい。中学時代から型にはめようとする学校が苦手になり、「行きたくない」と言うようになりました▼評価にさらされる中で、他者への評価も厳しくなるのかもしれません。「中学の時、クラスメートが友達のことを悪く言うのを聞いて人が怖くなった」とも。安心できる環境でこそ、挑戦し、伸びのびと育つといいます。“安心”を与えられていなかったのでしょうか▼次女はこの春、通信制のサポート校に転校しました。自由な時間がたっぷりでき、週1回は夕食当番も引き受けています。列車で日本一周する、と楽しそうに語ります▼本当は学校で安心して育つ環境を保障してほしかった…。日本共産党が発表した「不登校についての提言」は、「過度の競争と管理をやめ、子どもを人間として大切にする学校を」とよびかけます。子どもが安心して生きられる社会を願いつつ。
2026年5月5日

