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2026年5月2日

長生炭鉱遺骨問題 「刻む会」が懇談会

国をこえ命の尊厳のために

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(写真)政府交渉後の記者会見に参加した右から遺族の池田ちひろさん、「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」事務局長の上田慶司さん、同代表の井上洋子さん、水中探検家の伊左治佳孝さん=4月30日、衆院第2議員会館

 戦時中の1942年に山口県宇部市の長生炭鉱で起きた水没事故の被害者の遺骨収容などをすすめてきた「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」は4月30日、国会内で市民との懇談会を開きました。参加した遺族の池田ちひろさん(仮名)は「84年前であっても、人の命の重みや尊厳は変わらない」と述べ、政府にDNA鑑定をすすめるよう求めました。日本共産党の小池晃書記局長ら各党の国会議員が同席しました。

 祖父を事故で亡くした池田さんは、「刻む会」が「命の尊厳のために取り組んでいる」ことに感謝を述べ、「あるか、無いかわからないとされていた遺骨が見つかった。私のおじいちゃんのものかもしれないというものが見つかった」「海の中の(被害者の)183人の方たちも、そういう活動をされていること自体にきっと感謝していると思います」と発言しました。

 さらに、「韓国からの信頼を得ているのは、『刻む会』の活動があったからではないかと思っている。国をこえて、人種差別もなく、人のためにやっているという気持ちの部分が伝わって、両国の当事者が話し合う形になった。これを進めていけば、今後、日本の国のためになるのではないかという気持ちでいる」と語りました。

 「刻む会」は今後の取り組みについて、「DNAの(日韓両国の)共同鑑定の速やかな実施と日韓政府による遺族への遺骨返還の実施」を求めていくことなどを明らかにしました。

 小池氏は「世論をさらに広げて、必ず、この問題解決に向けて力を尽くしていきたい」と述べました。