(写真)質問する岩渕友議員=23日、参院農水委
農林中央金庫法改定案が24日の参院本会議で可決、成立しました。日本共産党は反対しました。岩渕友議員は23日の参院農林水産委員会で、改定案は大規模な農外事業者などのニーズに応えるためのもので、現場の深刻な実態と乖離(かいり)していると批判しました。
岩渕氏は「農林中金は、組合員の協同を基礎とし、組合内での調達、運用が中心であり、単協で発生した資金の過不足を調整する補完的役割を果たすもの」だと指摘しました。
しかし、総資産107兆円のうち農家への貸し出しは2割にすぎず、農林中金への預け金は48兆円で、リスクマネーに投資する異常な事態が進行しています。岩渕氏は「豊富な資金を食品産業の海外展開など政府が思い描く大規模な資金ニーズに活用するものだ」と追及。鈴木憲和農水相は「国内マーケットが限られているもので、海外展開も見据えることが大事だ」と強弁しました。
岩渕氏は「現場では採算が取れない、借りたくても借りられないのが実態だ。農林中金をゆがんだ状態にしてきたのは農政全体の問題だ」と批判し、日本の農業再生にこそ農林中金の資金が注げるような農政に転換すべきだと強調しました。

