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2026年5月1日

日米の左翼進歩勢力の連帯確認

志位議長とDSA(米民主的社会主義者)指導部が会談

 ニューヨーク訪問中の日本共産党の志位和夫議長ら代表団は29日、ニューヨーク市内の米民主的社会主義者(DSA)事務所で、アーメド・フセイン全国政治委員らDSA指導部と会談し、双方の協力と連帯の関係を公式に確立することを確認しました。


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(写真)フセイン氏(右から3人目)らDSAメンバーと議論する志位氏(左から2人目)と吉良氏(その右)=29日、ニューヨーク(遠藤誠二撮影)

 志位氏は、「DSAの活動を大きな期待をもって注目してきました。ニューヨーク市長選でのゾーラン・マムダニ氏の勝利を心からお祝いします。日本とアメリカは太平洋をはさんだ隣国であり、経済、文化、歴史、人的交流など深い関係にあり、同時に、支配と従属の関係にもあります。ぜひ双方で連帯の関係を確立し、一致点で協力し、互いに学び合いたい」と発言しました。

 DSA側は、東京都清瀬市で日本共産党員の市長が誕生したことへの祝意を表明し、アメリカと日本で連帯できる課題を話し合いたいとして、一人ひとりが強く関心をもっている課題を語りました。「アメリカ帝国主義が、世界各地で戦争を起こし、そこにばく大な税金がつぎ込まれているのは許せない。戦争反対の連帯をつくりたい」「沖縄の米軍基地を視察してきました。世界の米軍基地の撤去を求めていきたい」「大軍拡に税金を使うのでなく、暮らしに優先して使うべきだ」「トランプ政権のもとで核実験再開の危険がある。核の危険を知らせ核軍縮についての議論を深めていきたい」などの声が、次々と出されました。

 これらの発言を受けて、志位議長は、(1)イラン、ベネズエラ、ガザ、キューバなどでのトランプ政権による無法な戦争に力をあわせて反対し、国連憲章にもとづく平和の秩序をつくる(2)日本とアメリカで進められている大軍拡に反対する(3)在日米軍基地を撤去させ、対等・平等・友好の日米関係をつくる(4)「核兵器のない世界」の実現、核兵器禁止条約を広げる――などの課題で双方の連帯が可能でないかと語りました。志位氏の提案に対して、DSA側は歓迎するとのべ、今後、具体化していくことになりました。

 志位氏はさらに、双方間で、活動内容や理論・学習活動の交流を進めようと提案しました。

 DSA側は、日本共産党は草の根で大きな力を持っているとして、お互いが学びあえるような経験交流を進めていこうと応じ、オンラインなども活用して、今後、交流することを確認しました。

 さらに志位氏は、『ジャコバン』誌に掲載されたバスカー・サンカラ編集長の論文のなかで、「社会主義経済における生産性向上の目的は、…余暇、安全、そして生産活動以外の時間の拡大にある」と強調されていることに注目したとのべ、万人が十分な「自由に処分できる時間」を得て、「自由で全面的な発展」が可能になる社会こそ、マルクスが構想した社会主義・共産主義だとのべました。志位氏の英語での近著『自由に処分できる時間と「資本論」』を、参加者に贈呈し、今後、こうしたテーマでも理論的な交流をやっていきましょうと呼びかけました。DSA側は、内容を研究し、広げていきたいと応じました。