(写真)質問する塩川鉄也議員=24日、衆院内閣委
日本共産党の塩川鉄也議員は24日の衆院内閣委員会で、自衛隊施設周辺で有害物質の有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出されている問題についてただしました。
環境省は健康リスクを低減するため、汚染の範囲や原因特定のための調査を地方自治体に推奨しています。自治体の要請を受け、自衛隊は全国8カ所の航空基地でPFAS等の水質調査を実施。そのうち、今年1月に海上自衛隊下総航空基地(千葉県)の排水口で、PFASの一種のPFOAとPFOSの合算値で1リットル当たり2万4000ナノグラムという高濃度の値が検出されました。
塩川氏が汚染の原因をただしたのに対し、防衛省の江原康雄大臣官房審議官は「原因は不明」と答弁。塩川氏が「PFAS等を含む泡消火剤を使用してきたことは事実か」と追及すると、江原審議官は過去に使用していたことを認め、「浄水器の設置や基地外への流出防止対策をとっている」と述べました。
塩川氏は、同基地で浄水器を設置した直下地の数値は下がっているが、基地周辺地域の河川の数値は高いままだと指摘。土壌汚染の懸念もあるとして河川と土壌の調査が必要だと強調し、「地元自治体が基地内の調査を要請した場合、調査を行うか」とただしました。江原審議官は「関連自治体と緊密に連絡をとり、必要な対応をとる」と答えました。
塩川氏は、航空自衛隊百里基地(茨城県)周辺の井戸でPFOSとPFOAの合算値で1リットル当たり4100ナノグラムが検出されたとして、同基地内の調査を要求。江原審議官は「適切な対応をとる」と応じました。

