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2026年4月24日

信者2世「救済手だてを」

統一協会被害で連絡会を設立

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(写真)連絡会の設立を発表する信者2世の野浪行彦さん(通称)=23日、東京都千代田区

 統一協会(世界平和統一家庭連合)の解散命令が実質的に確定し、清算人に対する債権の申し出が始まることを受け、信者のもとで育った田村一朗さん(仮名)と野浪行彦さん(通称)が23日、信者2世の情報共有と支援に取り組む「統一教会2世清算連絡会」の設立を発表しました。

 協会の財産を管理する清算人は5月20日からの1年間、献金被害を含めた債権の申し出を受け付けると公告しました。連絡会は信者2世の被害を整理・類型化し、清算人への情報提供を通じて救済の手だてを提言します。

 田村さんと野浪さんは、連絡会の呼びかけ人として東京都内で記者会見を開きました。協会の教義に基づく生活を強要され、本人の意志だけでは回避できない被害が「取り残されてきた」と訴えました。

 田村さんは「2世の被害は、教育、経済、進路、人間関係、自己認識にまで及ぶ」と説明し、そうした問題が清算の過程で位置づけられるように取り組むと述べました。

 「被害を自覚することの困難がある」と指摘した野浪さんは、現役の信者を含めた“潜在的な被害者”が多くいるとして「同じ(2世の)仲間として互いにつながり合うこと」を呼びかけました。

 連絡会はウェブサイトを開設し、希望者にニュースレターを配信します。プライバシーの保護を最重視して「『声を上げられない人が参加できる仕組み』を整える」としています。