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2026年4月22日

きょうの潮流

 後発地震注意情報。聞き慣れない言葉と思ったらそのはずです。昨年12月、青森県東方沖地震で初めて発表されたばかりで、今回の三陸沖地震が2回目です▼大地震の後につづく、より大きな地震発生への注意喚起です。今後1週間以内に、マグニチュード8級の地震発生の可能性が100回に1回程度と相対的に高まっているとして、日頃の備えと避難準備をよびかけます▼悩ましいのは、気象庁自身が「極めて不確実性が高い情報」と認めていることです。発生の時期や場所・規模を確度高く予報する情報ではない、予知情報でもない、可能性がいつもより相対的に高まっているが、発生しない場合の方が多い…▼昨年の初発表後の住民調査によると、地震への意識は高まったものの「新たに対策をとった」のは19%にとどまり「とらなかった」が81%にも。不確かな情報とはいえ、「空振りではなく素振りと受け止めて」と専門家はいいます。逃げて損したでは“オオカミ少年”になりかねず、イザの時に対応できないからです▼注意情報の発表について、政府はおよそ「2年に1回の頻度」としていますが、今回はわずか4カ月後。昨年来、北海道・三陸沖の海域で大地震が連発しているということです▼腑(ふ)に落ちないのが、その危険な対象地域に原発や関連施設がいくつもあること。東通、女川、福島第1、福島第2、東海第2と原発だけでこんなにも。地震のたびにその無事を確認する日々―。この不条理を、政府はいつまで続けるのか。