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2026年4月18日

きょうの潮流

 今月5日の復活祭。ローマ教皇レオ14世は世界に向けてこんなメッセージを発しました。「武器を持つ人は、それを置いてください。戦争を起こす力を持つ人は、平和を選んでください」▼力で追求する平和ではなく、対話による平和。他者を支配する欲望によらない、出会いによる平和をと。そして、キリストが復活した力はまったく非暴力的な力だったとし、それこそが人類に平和をもたらす真の力だと訴えました▼同じ復活祭の日。トランプ米大統領はイランを口汚くののしり、地獄で暮らすことになると脅し、さらにはイスラム教をあざける言葉をSNSで発信。過激な表現は世界中から批判を浴びました。しかしその後も異常なふるまいはとどまりません▼自身をキリストになぞらえたり、キリストから抱き寄せられているAI画像を次々と投稿。自分は神の子だといわんばかりに。ローマ教皇に対しても「犯罪に弱腰で外交政策も最悪だ」などと非難をくり返しています▼「世界はひと握りの暴君たちによって荒廃させられている」。ローマ教皇は16日の演説で、戦争を主導する指導者を強く批判しました。宗教を利用して戦争を正当化する者は災いだとも▼暴力と破壊が広がることに危機感を示しながら、「それでもあまたの支え合う仲間たちによって、絆は保たれている」と語った教皇。復活祭でも、心からわきあがる平和への叫びを世界に届けようと呼びかけていました。その無数の姿は、いま米国をはじめ国境をこえ、日本でも。