【ワシントン=洞口昇幸】トランプ米大統領は12日、イランとの協議が合意に至らなかったことを受け、米海軍がホルムズ海峡の封鎖を開始すると表明しました。米軍は同日、SNSで、米東部時間13日午前10時(日本時間同日午後11時)からイランの港湾への出入りを封鎖すると発表しました。ペルシャ湾やオマーン湾に面するイランの港湾などが封鎖対象で、イラン以外への航行は妨げないといいます。
トランプ氏はSNSの投稿で、パキスタンの首都イスラマバードで行われた米国とイランの両代表団の協議を振り返り、「イランは核開発の野望を捨てようとしていない」「会談自体はうまくいき、多くの点で合意に達した。しかし本当に重要だった唯一の項目、核については合意できなかった」と指摘しました。
その上で、「世界最強の米海軍はホルムズ海峡に出入りしようとするあらゆる船舶を封鎖するプロセスを開始する」「イランに通航料を支払った全ての船舶を公海上で捜索し、拿捕(だほ)するよう海軍に指示した。違法な通航料を支払う者は、公海上で安全に通航できない」と述べました。
トランプ氏はまた、イランが同海峡に敷設したとする機雷の除去を開始することや、「われわれや平和的な船舶に発砲するいかなるイラン人も、地獄に吹き飛ばされる」と言及。詳細は述べませんでしたが「他の国々もこの封鎖に関与する」と記しました。
同氏は投稿の最後に、「適切な時が来れば、われわれは完全に戦闘準備を完了し、米軍はイランに残されたわずかなものを片づけるだろう」と述べ、軍事攻撃再開を辞さない構えを示しました。

