YouTubeチャンネル―たかまつななのSocial Action!は8日、日本共産党の田村智子委員長を迎え、「安全保障」をテーマとした対話動画を配信しました。
2月の総選挙後、同番組に田村氏が出演した際、「安保政策は共産党とは意見が違う」というたかまつ氏に、「次はぜひそのテーマで」と田村氏が述べたことから、今回の番組となりました。たかまつ氏も「意見が違うからやろう」と言ってくれたことがうれしかったと述べて番組が始まりました。
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「国際情勢をみると日本の安全保障対策をどうすればよいと考えているのか」--たかまつ氏の質問から対話がスタート。田村氏は、ベネズエラやイランを攻撃したアメリカ、ロシアによるウクライナ侵攻など、「大国が世界の法と秩序を壊す、『力による支配』に乗り出している」「平和の国際秩序をまもれというのが、安全保障の土台」と語りました。
たかまつ氏は、「ロシアのウクライナ侵攻を批判しながらアメリカのイラン攻撃を一言も批判できないのは、気持ち悪い。しかしアメリカを批判したら報復されるという人もいて、どう考えたらいいのか」と質問。ここから日米関係について話がすすみました。
トランプ大統領がいかに世界に混乱をもたらしているか、イタリアなど米国との同盟国もイラン攻撃を批判しているなどの事実を示した田村氏は「アメリカと運命共同体となった方が危ない。無法な戦争に日本が引きずりこまれかねない」と述べ、たかまつ氏が「それはわかる。でもトランプ大統領を怒らせたらどうなるか」という不安を語りました。さらに日米首脳会談は「怒らせなかったら成功なのか」など、日米関係について対話が進み、たかまつ氏は「アメリカを批判しないことが現実的というが、後世から歴史をみて、あの時、どうしてアメリカを批判しなかったのかといわれることは心苦しい」と述べました。
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「安全保障に対して考えが変わった部分はあるのか」という質問も。田村氏は、インドネシアの東南アジア諸国連合(ASEAN)本部を訪問し、対話外交のダイナミズムを実感したことを語り、たかまつ氏は戦争下のウクライナを訪問した経験を語り、戦争を起こさないための外交についても意見を交わしました。
たかまつ氏は、共産党と「しんぶん赤旗」は政権を監視する役割を担っており、「国会にいてほしい人たち。なくなってほしくない」「だから、将来的であっても自衛隊をなくすという政策への不安を伝えた」「田村さんと話していると、非現実なものを掲げているとは思わない」とも語りました。
最後にたかまつ氏は、「日本は、戦争被害の展示はあっても、どうして戦争にいたったのかという近代史の展示施設が少ない」と述べ、「共産党が保存している戦前の資料の公開をぜひやってもらいたい」と要望。田村氏は、「なぜ戦争に突き進んだか、政府の責任の検証が必要。私たちの資料を役立てたい」と答えました。党中央の玄関ホールに展示された美術品が、弾圧への抵抗を表現していることも話題になり、二人は「玄関ホールは自由に入れるので、もっと見てほしいですね」と語り合って対話を終えました。

