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2026年4月10日

きょうの潮流

 期待と不安が入り交じるなかで、新生活が始まる季節です。親にとっては子どもの成長を喜び、巣立っていくさみしさを感じる時期でもあるでしょう▼なかでも小学1年生の親は生活が大きく変わり不安も多いものです。勉強についていけるか、友だちはできるか、給食は食べられるか…。心配は尽きません▼そんな保護者たちに本紙日曜版4月5日号で、関西学院大学の貴戸理恵教授が温かいメッセージを寄せています。親は「できる、できない」を気にしてしまうが、誰かと比べる必要はない。家庭は子どもをありのまま受け止める場所になってほしい、と▼貴戸さんは「親子の会話は、子ども自身が話したいことを安心して話せるのが一番」だといいます。筆者は娘に「きょうは誰と遊んだの?」とよく聞いていました。「友達がいないのは心配」という親の思いを察して、ほんとうに言いたいことを言えなかったかもしれないと、いまさらながら反省しました▼年間30日以上学校を休んでいる「不登校」の小中学生は、2024年度に過去最多の35万人を超えました。新年度が始まる4月から5月はみずから命を絶つ子も多くなります。つらいときは無理にがんばらなくていい、何より自分を大事にしてほしい。心からそう願います▼進んだり迷ったり立ち止まったりを繰り返して、できることを増やしていく子どもたち。大人はその姿を見守り、何かあったら話を聞くよと。悩みや苦しみを安心して打ち明けられる存在でありたいものです。