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2026年4月9日

米、イラン攻撃2週間停止

トランプ氏発表 イスラエル合意 海峡通行可能に
あすからパキスタンで交渉

 【ワシントン=洞口昇幸、カイロ=米沢博史】米国とイスラエル、イランは米東部時間7日夜(日本時間8日朝)、2週間の停戦で合意しました。トランプ米大統領は、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放を条件に、イランへの攻撃を2週間停止すると発表。イランのアラグチ外相は、イランへの攻撃が停止されれば戦闘を停止し、2週間にわたりホルムズ海峡の安全な通行が可能になると述べました。米、イスラエルによる一方的な国際法違反の攻撃が始まってから5週間が過ぎ、情勢は大きな転機を迎えました。


 トランプ氏は、イランの発電所や橋などの民間インフラへの攻撃開始の期限を7日午後8時(日本時間8日午前9時)に設定。しかし直前で、米イランの交渉を仲介するパキスタンのシャリフ首相の交渉期限延長の要請を受け入れました。10日から、パキスタンの首都イスラマバードで米、イラン両国が交渉を行う見通しです。

 トランプ氏はSNSの投稿で、シャリフ氏らとの協議に基づいて「イランへの爆撃・攻撃を2週間停止することに同意する。これは双方(米・イラン)による停戦だ」と発言。条件として「イランがホルムズ海峡の完全、即時、かつ安全な開放に同意すること」をあげました。また「イラン側から10項目の提案を受け取り、交渉を進める上での十分な土台だと判断している」と述べました。

 米メディアなどは、米政府高官の話としてイスラエルも2週間の停戦に合意したと報じました。

 一方、イランで外交や国防を統括する最高安全保障委員会は、米国が「イラン国民の正当な要求を受け入れたことを考慮」して、交渉入りを決定したとの声明を発表しました。10項目の提案をもとに交渉し、「詳細が決まれば戦闘終結を受け入れる」としています。

 シャリフ首相は、X(旧ツイッター)に投稿した声明で、「全ての争点を最終的に解決する合意に向けて、両国(米・イラン)代表団を10日にイスラマバードに招く」と表明し、交渉が「持続的な平和の実現に成功するよう心から願う」と強調しました。