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2026年4月7日

きょうの潮流

 前例のない速さで、壊れています。表現の自由は第2次大戦後、最低の水準に。民主主義の度合いもメディアや反対意見への抑圧と脅迫で著しく低下していると評しています▼「自由民主主義国家の地位を失った」。各国の民主主義度を指標化しているスウェーデンの調査機関は先月公表した報告書で米国の凋落(ちょうらく)ぶりを示しました。最大の原因は米国史上最も自らに権限を集中させ、それを強大化しているトランプ大統領にあると▼立場を利用し私腹を肥やしているとの指摘も。2期目の就任後1年間で少なくとも14億ドル(約2200億円)の私的な利益を得たと米紙ニューヨーク・タイムズが報じました。「国家の民主的な正当性を破壊し、国民の信頼を損なう」と批判しながら▼政権内の混乱や腐敗も深刻です。ヘグセス国防長官は軍の人事政策に介入し、黒人や女性の昇進を阻んだり遅らせたりしているとされ、陸軍の参謀総長が退任。米軍内に怒りと不満が広がっているといいます▼イランに対して全発電所や橋を破壊すると脅し、ろくでなしどもめ、地獄で暮らすことになる、と相変わらず口汚くののしるトランプ大統領。狂気じみた言動は大統領としても政治家としても弾劾に値する事態に▼「私たちが目撃しているのは国際法的秩序を築き上げたアメリカ自身によるその秩序の自殺だ」。国際法を専門とする米国人たちの声明です。支持率は33%にまで急落し、内外でわき起こる反トランプの動き。国際社会と市民が連帯するときです。