(写真)質問する仁比聡平議員=3日、参院予算委
日本共産党の仁比聡平議員は3日の参院予算委員会で、高市政権が検討する旧姓の単独使用の法制化には無理があることを明らかにし、「長年生きてきた姓を旧姓にしたくない、名前を二つ持ちたいわけではないというのが別姓当事者の声だ」として、「選択的夫婦別姓の導入こそ解決策だ」と求めました。
仁比氏は「氏は個人を識別する唯一無二の呼称だ」とただしました。ところが、平口洋法相は冒頭、答弁に立てず、旧姓の通称使用の法制化検討のお粗末さが誰の目にも明らかになりました。
仁比氏は旧姓単記について「旧姓は通称であり、唯一無二の法律上の氏を社会生活上は使わないとすると、どう検討しても民法上の氏の意義は没却されるのではないか」と追及。平口法相は「現行戸籍制度を維持しつつ、不便を減らせる。戸籍の機能は変わらない」と質問に答えず、黄田川仁志男女共同参画担当相は「検討中で具体的な制度設計について答えられない」と述べるのみでした。
仁比氏は「第6次男女共同参画計画」に、突然、旧姓使用の法制化が持ち込まれた経緯について、「内閣府は氏の意義や旧姓法制化のイメージ、(制度導入で)不便さを解消できるのか、どのように検討したのか」と質問。黄川田男女共同参画担当相は答弁に立たず、岡田恵子内閣府男女共同参画局長も、検討内容を全く説明できませんでした。
仁比氏は、旧姓使用の法制化は自民・維新の連立政権の合意で、総理の指示だとし、参画会議メンバーの反対も押し切って持ち込まれたとして、「人権と法理を時の政権が押さえつけても、問題は何にも解決しない」と批判。「選択的別姓の実現こそシンプルな解決の道だ」と強調し、「一時の逆流があっても、選択的別姓実現の声がやむことはない。ジェンダー平等社会へ大きく一歩進もう」と呼び掛けました。

