(写真)木原官房長官(左)に要請書を手渡す(右へ)田村委員長、山添政策委員長=3日、衆院第2議員会館
日本共産党の田村智子委員長は3日、高市早苗首相に、イラン戦争終結のための外交交渉の開始を米国とイランに働き掛けるよう申し入れました。交渉の前提として攻撃停止と、再攻撃しない保証を米国に求めることをあわせて要請。木原稔官房長官が応対し「要請を受け止める」と述べました。日本共産党の山添拓政策委員長が同席しました。
田村氏は要請後の記者会見で、トランプ米大統領が「今後2、3週間徹底的に攻撃し、イランを石器時代に引き戻す」と演説(日本時間2日)したことに言及。今後おびただしい犠牲が出る危険や、ホルムズ海峡の事実上の封鎖により世界的な危機が広がる下で2点を要請したと述べました。
1点目は、戦争終結のための外交交渉を開始するよう、世界各国と協調して米国とイランへの働き掛けを行うことです。
田村氏は、共産党として米国とイスラエルによるイラン攻撃は国際法・国連憲章違反との立場だとしつつ、「政府が法的判断をしない下でも、戦争終結のための外交交渉という一点で働きかけを求めた」と強調。日本は米国の同盟国というだけでなくイランとの歴史的・伝統的な友好関係があり、両国に働き掛けることができると述べました。
2点目は、戦争終結のための外交交渉の前提として▽イランに対する攻撃の完全な停止▽イランに対する再攻撃をしない保証―を米国に求めることです。
田村氏は、米国が昨年と今年の2度にわたりイランとの交渉中に攻撃を行ってきたと指摘。こうした経緯をふまえれば、攻撃停止とともに再攻撃をしない保証が必要だと述べました。日本共産党の志位和夫議長との会談(3月30日)でイランのペイマン・セアダット駐日大使から、この2点が確認できれば戦争終結のための外交交渉が可能との表明があったこともふまえて要請しました。
要請で木原氏は、戦争終結のための外交交渉の働き掛けについて「方向性は同じ」と表明。攻撃停止と、再攻撃しない保証を米国に求めることについては「受け止める」と述べました。
田村氏は「政府が戦争終結に向け、具体的な目に見える形での働き掛けを行うことを今後も求めていきたい」と述べました。

