全国の同志のみなさん。連日の奮闘に心から敬意を表します。
第8回中央委員会総会決定の支部での討議が始まるなかで、新しい4月を迎えました。
3月の党勢拡大の結果は、入党の申し込みが190人(青年・学生22人、30代~50代61人)で、現勢では後退の見込みです。「しんぶん赤旗」読者拡大では、紙の日刊紙が1512人、日曜版が1万1343人の後退、電子版は日刊紙152人、日曜版366人の前進でした。党員も読者も大きく後退したことはたいへんに重大な結果だと受け止めています。
8中総では、党大会をめざす目標を変更し、「これだけは必ずやりきる」目標として、第29回党大会時の党勢の回復・突破を掲げました。この決意にたって、4月は、なんとしても、連続後退を断ち切り、前進に転じる月にしなければなりません。
その道はただ一つ。8中総決定を一刻も早く全党のものにすることです。この決定を力に、すべての支部・グループが参加する運動にすることです。“8中総にはその力がある”というのが、3月の活動で全党がつかみつつある手応えではないでしょうか。8中総を本格的に力にして、総選挙で中断した党づくりの運動を起こしていけるかどうか、ここからが本番です。
私たち推進本部も、必ず4月に目標実現への突破口をきりひらくために奮闘する決意を込めて、みなさんに四つのことを訴えます。
情勢の劇的変化をとらえ、国民の中にうってでよう
第一に、8中総が「現在進行形」と述べた「戦後最大の歴史的岐路の情勢」が展開するもとで、日本と世界の前途を憂える人々のなかで大きな変化が起こっていることをとらえ、国民の中にうってでることです。
イラン攻撃をめぐって、トランプ米大統領が行き詰まりと孤立を深めています。トランプ氏は2日の演説で、国連憲章違反の戦争を自賛し、「2~3週間は激しく攻撃し、イランを石器時代に戻す」などと言い放ちました。世界と日本の経済に甚大な影響を及ぼしているホルムズ海峡問題について「石油が欲しければ自力で取りに行け」と無責任に放り投げる態度をとりました。戦争終結の道筋を一切示すことはできませんでした。あまりの無責任、傲慢(ごうまん)、無法を許してはなりません。米国は、ただちに攻撃を中止し、戦争終結のための外交交渉を行い、中東の平和と安定を回復するための責任を果たすべきです。
こうしたなか、米国では「NO KINGS(王はいらない)」をスローガンとした米国史上最大のデモが、全米800万人が参加する巨大な動きとなっています。日本でも、日米首脳会談でトランプ大統領を礼賛し、憲法9条の改悪にすすもうとしている高市政権に、“いま声をあげなければ”とたちあがる国民的運動が、国会前からさらに全国各地へと広がっています。
情勢の劇的な変化をとらえ、イラン攻撃中止の宣伝や憲法署名、「要求対話」「ストリート対話」などに党機関からとりくみましょう。そして機関役員から踏み出してつかんだ情勢と党の役割を支部で語りましょう。
8中総の討議・具体化・実践--4月前半に全支部と連絡をとり支部会議を設定しよう
第二に、4月前半に、すべての支部と連絡をとり、支部会議の設定を援助し、8中総決定の討議・具体化を行い、はじめは、一つでも、二つでも、「できるところ」から、実践に踏み出すことです。
8中総決定は、読了、討議した支部や党員の力を、深いところから引き出しています。
ある教職員支部の支部長は、8中総の「手紙」を読んで、「これまでは読む前から書いてあることはわかっている…という思いだった。しかし今回は、支部の実情や困難も含めて一緒にどう前進していくか~と考える中央の姿勢が伝わってきた」と受け止め、支部会議で党づくりと要求運動で職場を変えるために活動しようと議論を始めています。
ある地域支部は、当初、担当する県議候補の当選に必要な得票目標の実現に自信が持てませんでしたが、「手紙」を討議し、そこに紹介されている岩手や長野の地域支部の経験を学ぶなかで、「光が見えた」と前向きに変化しています。
「手紙」では、すべての支部・グループが、かけがえのない存在意義をもっていることを、学生支部、青年支部、職場支部、運動団体、民主団体のグループ、地域支部の一つひとつについて述べていますが、「支部の存在意義と位置づけの箇所で、心が動かされる」「支部へのリスペクトに感激した」などの反応が多く寄せられています。
「手紙」の核心部分が支部にうけとめられ、党員の心に響いていること、党づくりと選挙勝利をめざす活動の力になっていることは、とてもうれしいことです。
「あいさつ」「手紙」の読了は現在16・9%、討議・具体化を開始した支部は39・6%ですが、これを文字通り全支部・グループに広げるならば、党活動の質も規模も、必ず大きく変わります。
そこで、今度こそ全支部運動をつくりだすために、4月前半に、党機関からすべての支部と連絡をとり、支部会議を設定しましょう。支部指導部のみなさんが8中総の6文献を読了するとともに、支部員みんなに声をかけて支部会議をよびかけ、8中総の討議・具体化、実践の先頭に立ちましょう。
いついかなる時にも、党勢拡大の独自追求を
第三は、いついかなる時にも、党勢拡大の独自追求を握って離さないことです。
党勢拡大は、党活動の中でも一番力のいる仕事であり、党員拡大も、「しんぶん赤旗」読者拡大も、独自追求がなければ、自然成長では絶対に進みません。いくら情勢がよくても、いくら8中総の討議の中身がよくても、それだけで党勢拡大が進むことはありません。
8中総決定で、「『もう一歩も引くわけにはいかない』という決意で、前途を切り開こう」(中間発言)と呼びかけたことは、全党に強い緊張感をもって積極的に受け止められています。4月、全県・全地区が、党勢の前進に転じる決意と構えを固めあう率直な討議を行い、党機関としての8中総実践、世代的継承を中軸とする党づくりの具体化をはかり、支部とともに前進のためのあらゆる手だてをとることを訴えます。
労働者の「集い」、若い世代のミーティング、『Q&A いま「資本論」がおもしろい』(赤本)、『Q&A 共産主義と自由』(青本)の学習の具体化をはかるとともに、「入党のよびかけ」(赤リーフ2)を使って、どんな人にどう入党を働きかけるか、見本紙や電子版チラシで、要求対話や結びつきを生かした読者拡大をどうすすめるか、党勢拡大の独自追求を4月は抜本的に強めましょう。
今月、大きな結節点となるのが、4月11日の志位議長講師の学習会「戦争への道をどう止め 平和をどうつくるか」(民青主催)です。これを、戦争国家づくりに反対するたたかいとともに、世代的継承の党づくりの力になる企画として全党的に位置づけ、成功させましょう。
「二つのチャレンジ」と一体に党勢拡大の前進を
第四に、実践的には、8中総であらためて戦略的大方針に据えた「要求対話・要求アンケート」と二つの『Q&A』の学習という「二つのチャレンジ」と一体に党員拡大、読者拡大の独自追求を強めることを訴えます。
愛知・名古屋北西地区は、この間20代が連続して4人入党していますが、共通して「ストリート対話」でまずつながりをつくり、「赤本」の学習会に2回、3回と参加する中で入党しています。この活動は、どの地区でもできるとりくみです。そして全国すべての地区でとりくむならば、2000人の青年・学生党員の拡大目標達成に手が届きます。4月は全地区で「チャレンジ」していきましょう。
それぞれの党機関が、この4月から党勢拡大を後退から前進に転じるためにどういうイニシアチブを発揮すべきかを、率直に真剣に議論をつくし、活動の自己改革も行い、支部・グループのみなさんと心一つに力をあわせようではありませんか。

