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2026年4月3日

きょうの潮流

 新年度が始まりました。街中では初々しい姿が目につきますが、新生活には暗い影も落ちています。食料品の値上げは止まらず、引っ越し代も高騰したまま。物価高に見合わない賃金の低迷も続いています▼民間の調査会社によると2月の倒産件数は3カ月連続で前年を上回り、当月としては13年ぶりに800件を超えました。本紙経済面の「目でみる経済」も弁当店の倒産が2年連続で最多を更新したと伝えています▼厳しくなるばかりのくらし向き。そこにいっそうの悪影響をもたらしているのが米国やイスラエルのイラン攻撃による原油高騰です。すでに生産者の7割がコスト上昇を実感、今後の経営悪化を懸念する声はさらに多いとの実態調査もあります▼「われわれは圧倒的な勝利を収めた」。国民向けの演説で戦果を強調したトランプ米大統領。終結どころか、さらに激しい攻撃を加えるとし、「彼らを本来あるべき場所、つまり石器時代へと逆戻りさせるつもりだ」とイラン国民をさげすむ悪罵も投げつけました▼一方的な主張をくり返す姿は相変わらず。国内外の経済や生活を悪化させているホルムズ海峡の封鎖についても、自分で石油をとってくればいいと無責任な言い分に終始しています▼来日したマクロン仏大統領は力による解決から脱却し、国際法に基づいた価値観を共有する必要性を訴えました。大国の勝手なふるまいに呼応しない欧州諸国と比べ、トランプ政権に依存する高市首相。それが、この国を暗く覆っています。