(写真)質問する小池晃書記局長=3月31日、参院財金委
日本共産党の小池晃議員は3月31日の参院財政金融委員会で、通関業者が納税義務者である輸入者に代わって関税や消費税を立て替え払いさせられている問題を取り上げ、是正を求めました。片山さつき財務相は、優越的地位の乱用にあたるとの認識を示しました。
東京通関業会が昨年加盟店社に行ったアンケートでは、立て替え払いを行っているとの回答が87・1%で、理由は荷主からの要請との回答が90・1%でした。小池氏は、立て替え払いとあわせて荷主が物流事業者に手数料など経済的な負担をさせているケースがあるとして、今年1月に施行された中小受託取引適正化法に照らして許されるのかとただしました。
公正取引委員会の向井康二官房審議官は、対象取引に「特定運送委託」が新たに追加されたとして、違反行為に対しては厳正に対処するなど適切な価格転嫁や取引の適正化がはかられるよう取り組むと答弁。手数料を負担させる行為については「中小受託事業者の利益を不当に害する場合は、取適法上の問題となる恐れがある」と答弁しました。
小池氏は「弱いものにしわ寄せが行くような業界の慣行を改めることが必要だ」として、原油をはじめ輸入物価の上昇が深刻な中、経費や労務費の転嫁の重要性を強調しました。片山財務相は立て替え払いが優越的地位の乱用になることを輸入者に認識させ、適正な転嫁が行われるようにしたいと応じました。

