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2026年3月31日

医療材料確保全力で

辰巳氏「根本解決は攻撃中止」
衆院予算委

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(写真)質問する辰巳孝太郎議員=30日、衆院予算委

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は30日の衆院予算委員会で、米国・イスラエルのイラン攻撃の影響で医療材料が深刻な供給不足に陥る危険性を告発し、医療機関への緊急支援を求めるとともに、根本解決には両国による違法な戦争を止めるしかないと強調しました。

 辰巳氏は、ホルムズ海峡の事実上の封鎖で、石油化学製品の原料となるナフサが輸入停止となり、透析回路のチューブや血液を浄化する器具など人工透析機器の供給に懸念が生じていると指摘。「事態をどう打開するのか」と迫りました。

 高市早苗首相は「異なるサプライチェーン間での石油製品の融通支援など安定供給を図る体制を立ち上げたところだ」と答弁しました。

 「少しでも供給が滞れば、透析を制限できない患者にとっては命に直結する」と警告した辰巳氏は、透析回路の国内シェア5割を占める企業がタイやベトナムに置く工場では、早くて8月から日本への出荷が困難になることなどを伝えるロイター通信の報道を紹介。「安定供給を図る体制を立ち上げたというが、モノを作れなければどうしようもない。政府の対応は患者を安心させるものでない」と批判しました。

 辰巳氏は、医療機器の価格も上昇していると指摘し、経営悪化対策として医療機関など影響を受けている事業者への緊急支援を要求。日本のナフサの調達先はほとんどが中東に依存しており、ホルムズ海峡通行についてイランと対話を始めるべきだと求めました。

 高市首相は「事態の推移を見ながら判断する」と答弁。辰巳氏は「根本的な解決には米国とイスラエルが始めた違法な戦争を止めるしかない」として、政府がその立場に立つよう強く求めました。