(写真)握手を交わす志位和夫議長(左)とペイマン・セアダット駐日イラン大使=30日、党本部
日本共産党の志位和夫議長は30日、党本部でイランのペイマン・セアダット駐日大使の訪問を受け会談しました。いかにしてイラン攻撃を止めさせ、戦争を終結させるかについて突っ込んだ意見交換をしました。
セアダット大使は、この問題での日本共産党の立場に謝意を表するとともに、1カ月以上続く米国とイスラエルによる攻撃で、国の最高指導者はじめ子どもを含む多くの市民が殺されていると述べ、違法な攻撃を止めるためのいっそうの取り組みを要請しました。
志位氏は、犠牲者への哀悼を述べ、米・イスラエルによる攻撃は、いかなる理由があっても許されない国連憲章と国際法に違反する暴挙と強く批判。日本政府に対して、(1)米・イスラエルによる戦争を国際法違反と認め、攻撃の即時中止を働きかける(2)自衛隊派兵を含め、いかなる形であれ、無法な戦争への支援に断固反対する―ことを求めていると述べました。
そのうえで、志位氏は、「大使が日本のメディアで、日本とイランとの伝統的な友好関係に触れたうえで、『日本はいま国際社会の先頭に立ってほかの国々とともに外交によってこの戦争を終わらせることができると思います』と述べたことに注目しました」と話し、つぎのように表明しました。
「日本共産党は、戦争によるこれ以上の犠牲者を増やさないためにも、ホルムズ海峡問題を解決するためにも、一刻も早く戦争を終わらせるために、イランとアメリカの間の外交交渉を開始することが重要だと考えます。その際、そうした外交交渉は、少なくとも、(1)イランに対する攻撃を完全に停止すること(2)イランに対する再攻撃をしないことを保証すること―が、当然の前提になると思います。わが党は、日本政府に対して、そうした立場にたって、戦争を終わらせるための外交交渉を開始するための働きかけを行うことを求めていきます」
セアダット大使は、「私がまさしく言いたかったことです」と強調。イランは、「停戦」でなく「戦争の終結」を求めていると語り、志位氏が述べた二つの前提はイランも主張していることであり、それが満たされれば、戦争を終結させるための外交交渉を進めることは可能だと応じました。
両氏は、イラン攻撃を即時停止させ、戦争終結のための外交交渉を開始するために、力を尽くしていくことで一致しました。
会談には、日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者と田川実同事務局長、イラン側からベヘザット・ホシャンダム3等書記官が同席しました。

