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2026年3月27日

きょうの潮流

 どんな約束を交わしたのか、明らかにすべきではないか。まして、それが国のかたちを変えてしまうことになりかねないものならば▼「できることとできないことがあるので、詳細に説明した」。トランプ大統領から求められたホルムズ海峡への艦船派遣をめぐり、日米首脳会談でそう説いたという高市首相。しかし、その内容を国会で問われても「外交上のやりとり」を理由に何一つ言おうとしません▼一方的に関税をかけ、エネルギー危機を招き、日本や世界のためにならない行動ばかりとる。そんな人物に細かく説明できて国民には口を閉じる。自ら「強い外交」を掲げながら無茶な要求に従うのか▼国際社会の中で孤立していく米国にすり寄る日本の首相の恥ずかしい姿。一方で大国の圧力に立ち向かう日本人もいます。2年前から国際刑事裁判所(ICC)の所長を務めている赤根智子さんです▼ICCは戦争犯罪などを裁く組織。ウクライナやガザで捜査し、ロシアのプーチン大統領やイスラエルのネタニヤフ首相にも逮捕状を出しています。しかしロシアからは指名手配され、イスラエルを支える米国は検察官や裁判官に制裁を科しています▼「明らかに裁判所の存在と評判を弱体化させることが目的」だと赤根さん。揺らぐ法の支配に危機感を抱きながらも「われわれは無法に決して屈しない」と。そこには戦争放棄の憲法をもつ日本人の矜持(きょうじ)も。それに呼応するかのように、今日も国会前や各地で「憲法守れ」の声が響き合います。