(写真)故不破哲三前議長の葬儀に参列する人たち。壇上は、あいさつする志位和夫葬儀委員長=25日、東京都新宿区
日本と世界の平和と社会進歩、日本共産党の発展のために大きな足跡を残した前中央委員会議長の故不破哲三さん(2025年12月30日死去)の葬儀が25日午後2時から東京・新宿区の新宿文化センターで厳かに行われました。党関係者をはじめ国会・政党代表、キューバ、ラオス、ベトナム、中国の在日外国公館代表、メディア関係者や、ゆかりのある学術・文化関係者など各界から900人余りが参列。故人をしのび遠方からも多くの人々が訪れ、最後のお別れをしました。
カーネーションなど純白の花々で飾られた祭壇中央には、おだやかな笑顔の不破さんの遺影が飾られ、両側には深紅の10本の党旗が並びました。葬儀には森英介衆院議長、福山哲郎参院副議長をはじめ、自民党、中道改革連合、日本維新の会、国民民主党、立憲民主党、公明党、社民党、参院会派「沖縄の風」、新社会党の各党・各会派の代表が参列しました。
葬儀は小池晃葬儀委員(書記局長)の司会で進められました。参列者が黙とうをしたあと、志位和夫葬儀委員長(中央委員会議長)が葬儀委員会を代表してあいさつし、田村智子葬儀委員(幹部会委員長)が故人の略歴を紹介。森氏が弔詞を述べました。
志位氏が党中央委員会を代表して弔辞を述べました。
志位氏は、不屈の開拓精神とあくなき探究心を貫いた不破さんの革命家としての生涯に触れ、ソ連や中国からの干渉を打ち破り日本共産党の自主独立路線を確立・発展させた大きな仕事、マルクス、エンゲルス本来の立場にたって社会主義・共産主義論を発展させその成果を2004年の党綱領改定に生かした理論的貢献、晩年の時期に『資本論』形成史の研究に情熱を注いだ意義、さらに、34年にわたり衆院議員として活躍し、米原子力潜水艦の放射能データ捏造(ねつぞう)問題など、国政のあらゆる分野で鋭い論戦を展開した活動とその姿勢を振り返りました。
志位氏は、不破さんが「未来に向かって革命的な大局観をもとう」と繰り返し語っていたことを、2007年の党創立記念講演会での一節を引きながら紹介。「ここで不破さんは、社会を変える主人公は国民であり、国民の認識はジグザグはあっても『みずからの経験』を通じて、長い目で見れば必ず前向きに発展するという深い信頼と確信を語っています。その根本には『人民のたたかいこそが歴史をつくる』という科学的社会主義の揺るがぬ世界観があります」と語り、その遺志を受け継ぎ、頑張り抜く決意を述べ、別れのあいさつを結びました。
ついで、生前、故人と交流があった横浜国立大学名誉教授の萩原伸次郎氏、新日本婦人の会会長の米山淳子氏がそれぞれ弔辞を述べ、哀悼の意を表しました。
倉林明子葬儀委員(副委員長)が、政府・国会・政党代表や、6カ国の代表から寄せられた弔電を紹介しました。
この後、遺族を代表して、娘の上田千加子さんがあいさつ。市田忠義葬儀委員(副委員長)が閉会の辞を述べました。午後3時すぎから告別に移り、参列者が順次献花しました。

