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2026年3月24日

海自、水上艦隊を新編

佐世保に水陸両用部隊も

 海上自衛隊は23日、実動部隊の中核である「護衛艦隊」を廃止し、新たに「水上艦隊」を発足させました。海自創設以来の大改編で、部隊を常時稼働し、即応性を高める狙いです。

 新たな編成では、護衛艦隊と全国4カ所に配備していた護衛隊群を廃止し、水上艦隊と三つの水上戦群を横須賀(神奈川県横須賀市)、佐世保(長崎県佐世保市)、舞鶴(京都府舞鶴市)に新編。さらに、佐世保に輸送艦や掃海艦を組み込んだ「水陸両用戦機雷戦群」を置きます。また、掃海艇部隊も水上艦隊の指揮下に置きます。

 従来の護衛隊群はヘリ搭載型護衛艦1隻、イージス艦2隻、汎用護衛艦5隻の8隻態勢で編成されていました。これに対し、水上戦群はそれぞれ12~13隻となっています。1部隊あたりの艦船を増やすことで部隊ごとの稼働時間をあげ、即応性・柔軟性を高める狙いです。

 さらに、佐世保に新設される水陸両用戦機雷戦群は、F35Bステルス戦闘機を搭載できるヘリ搭載型護衛艦「いせ」を旗艦とし、水陸両用作戦を主任務とする水陸機動団(佐世保・相浦駐屯地)と一体で運用。強襲揚陸艦に搭乗して世界各地に侵攻する米海兵隊と同様の運用を狙っています。南西地域での中国との戦闘を想定したものです。

 また、海自は同日、情報戦を強化するため「情報作戦集団」を発足させ、都内の市ケ谷駐屯地に司令部を置きました。サイバー戦などに対処するとしています。基本的に、離島や国境地帯に置かれている警備隊を改編し、強化する方向です。米海軍との連携も強化します。